心理学の誤解



日常的に「心理学」という言葉は様々な場面で使われるが、多くの場合、学問としての「心理学」とは異なることが多い。

まず、心理学というのは、人間の心の原理を探る学問である。統計的手法を使った集団心理学、心理の原風景を探る分析心理学、発育の過程を探る教育心理学などがその領域に入る。いっぽう、統合失調症、知覚障害など医学の領域にある「精神医学」も厳密には「心理学」という学問分野からは区別される。

テレビや雑誌の類で良く行われている「心理テスト」も心理学とは異なる領域の話題であり、これらの話題は、心理学では扱わない。

また、心理学は、厳密に統計と結果を扱う学問である。従って、何らかの推量を元にした議論はオカルトの域を出ず、学問上の議論にあがることは無い(ただし、無意識を扱う場合などは、難しいことも多い)。

以上のように、様々な点で誤解されがちな学問ではあるが、その手法は厳密な手続きによって進められており、以下詳述するように、学問としては正確な確立を持ったものである。

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』